大会長挨拶

Greeting

平成29年7月から「一般社団法人日本健康促進医学会」は「一般社団法人健康促進・未病改善医学会」に名称変更したのを契機に,この度,第1回健康促進・未病改善医学会学術総会をパシフィコ横浜(アネックスホール)にて,来る8月2 5日(土)〜8月2 6日(日)の2日間,第1回未病対策・生活習慣改善EXPO2018と同時開催として実施します。この様な本学会にとって非常に有意義な過渡期に,第1回学術集会の大会長を拝命することは,大変光栄であると同時に大変な重責だと身の引き締まる思いです。そのため,本学会事務局ばかりでなく,学術集会関係者の皆様にも多大なご協力・ご尽力を賜り,鋭意準備を進めてまいりました。この場をお借りし,心より厚くお礼申し上げます。

健康促進・未病改善医学会設立の理念は,“未病(所謂健康不足)”状態にあるヒトを「発病(疾病発症)」させるのではなく,自然治癒力を最大限に増強・促進させ,“健康(健康充足)”状態に誘導(ホメオスタシスの強化→未病改善)することが最重要と考えられ,設立された学会です。

一方,最近の日本の全死因に占める疾病割合をみると,生活習慣病の1つである『がん』が最多(2 位;心疾患,3 位;肺炎)との事実が明確化しております(最近の超高齢化を反映)。従って,今後の超高齢化社会に向けて地域医療貢献・社会貢献を念頭に置いて真摯に医学・医療に取り組むならば,地域住民の死因や疾病状況の特徴を十分に踏まえた健康強化推進(増進)・健康寿命延伸が必須になるものと考えられます。また,国の『健康日本21(第2 次)』を鑑みると,やはり健康の基本目標に『健康寿命の延伸』を掲げております。その点,本学会が目指す地域医療貢献・社会貢献とは,地域住民の皆様の健康強化推進(増進)・健康寿命の更なる延伸にあると言っても過言ではないものと考えます。

従って,上記の社会・医療背景(含,現況)を踏まえて,未病を改善するにはどうしたら良いのか!?という視点から,第1 回学術集会のメインテーマを『未病改善とそのストラテジー』とさせて頂いた次第です。

講演演者の皆様の日頃よりの研究(基礎・臨床)の大きな成果をご発表頂き,忌憚なき活発な議論が行われ,本学術集会で得られた種々の見聞が,参加者の皆様により良くフィードバックされ,国民(地域住民)の皆様の健康促進・未病改善に繋がることを大会長として心より祈念し,開催に当たってのご挨拶とさせて頂きます。